読書メモです。
業界団体
OneM2M
米国、欧州、日本、中国等の大手標準化団体から構成された IoT/M2M 推進団体。世界の大手標準化機関による有志組織。
ETSI
欧州の通信標準化機構。携帯電話の標準化等で大きな成果を示した欧州代表。
ITU
世界各国の通信事業者から構成される通信標準化機関。
IEEE
米国のエレクトロニクス産業の標準化団体。
ネットワーク
ECHONET
2000年に日本で開発。家庭内ネットワーク向けを想定。MEMS等で認定。
MQTT
IBMが開発。リアルタイム、多数のデバイス対応を目的とする。IoT環境下での通信の安定性に特徴。
CoAP
IETFが規格化を担当。従来のインターネットプロトコルをIoT向けに最適化。
Physical Web
グーグルが提唱するIoTとビーコン想定の機器通信プロジェクト。Web形式で対象機器等と通信可能。
無線系ネットワーク
Blutooth
(省略)
Wi-Fi
(省略)
ZigBee
当初からセンサーネットワークを想定。低消費電力、低速、多数(6万台以上)の端末収容が特徴。スイッチのオンオフ等に適する。
動物園と牧場
携帯電話は管理する対象が均一で、運用もシンプルな『牧場』とすると、IoTは様々な動物がおり、複数の異なる飼育係がそれぞれ担当する動物を飼育する『動物園』のようなものといえる。
牧場モデルに最適化された企業では、動物園モデルへの適応が難しい場合がある。
IoTにおいては、人命に直結するシステム、ネットワークが増える
ヘルスケアにおいては、誤動作時に人命を左右するリスク、電気自動車においては、人命を左右し、リコール等の大規模なリスク管理・対応体制構築の負担が大きい。
IoTのビジネスモデルには、人命を左右する自動車、ヘルスケアと同水準のリスク管理、対応のための体制、機能が求められるものが多く存在しており、ICTベンチャーの『トライ、チャレンジ』だけでは対処できないケースが多数存在する。