「トップは育てるものではない」という話

宋文洲さんのメルマガを購読していますが、その中で、おっ!、っと思うことがありましたのでシェアします。

水槽の魚群の先頭の魚をすくい出すと魚群がどうなるか?という話です。2014.12.12(第264号)からの抜粋です。

実はリーダーの魚を取ってしまうと確かに群れが混乱します。しかし、やがて
魚群がまた秩序を取り戻し、群れをなして泳ぐのです。問題はそのリーダー役
ですが、決してそれまでのナンバー2やナンバー3ではありません。見たことの
ない魚です。正確にいえば、「旧体制」の中で目立たない魚なのです。
この自然現象は何を意味するか。それはナンバー2やナンバー3がトップになる
ことは自然ではないということです。トップが後継者を選ぶことは自然界では
殆どあり得ない現象です。

なるほど、これは人間社会の企業とは違う状況ですね。企業だと、現在の社長が後継の社長を指名するのが一般的で、現在の社長の意思を継続するようなひとがなるのが普通かと思います。現在の社長とはまったくつながりがなく、まったくスタイルの違うひとが社長になるケースは少ないですね。

現在の社長が次期社長を選ぶというリーダー選出方法は、自然界の法則からすれば、生ぬるい、甘いやり方なのでしょうが、社員の大多数が望んでいる方法でもある(大きな変化を好まない)と思われ、価値観が急に変わるのは期待しにくいですね。

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