警察のパトロールは重要

いつものように、夕方ジョギングをしていた(ほとんどウォーキングだが)。

折り返し地点からの帰り道、iphone + イヤホンで音楽を聞きながら遊歩道を歩いていると、向かい側からくる人が、しきりにこちらに合図している。

「財布をおとしたので1000円貸してください詐欺」みたいな話を 2ch で見ていたばかりだったので、早速詐欺師登場か?と思って不信に思いながらイヤホンを外すと、

「ケータイ持っていますか?」 と聞かれたので、まー iphone なんでね、などと思いながら、なんで?という顔をすると、

「この先に、金属バットを振り回している不審者がいるので通報したほうがいいです」という。

どうやら詐欺師系ではないらしい。道の先を見てみると、たしかに金属バットを持ったおやじがいる。大声も出しているようだ。年齢は60前後くらい、細身・中背で上着のシャツがはだけている。腕には刺青があるようだ。

何かあってからでは遅いので、とりあえず 110 番した。

「いま外を歩いているんですが、金属バットもって大声だしている不審者がいるんで通報しました。」などと 110 番と話しながら、場所の説明に苦慮していた(番地の表記もなく、とくに目印となるものもなかったため)。

こりゃ警察来るの時間かかるなあ、なんて思っていたら、ちょうど向かいからパトカーがやってきたのだ。110 番と話しながらも、パトカーに駆けつけ事情を話す。

2人組で乗っているパトカーのひとりが降車し、金属バットおやじにまず対応する。フレンドリーに対応しているが、すかさず金属バットだけは取り上げる。このへんの対応はうまいなと思った。きっと、不審者からはまず凶器を離しておけ、というようなセオリーがあるんだろうな。

金属バットおやじは、「歩いてただけだよ。壊したりもしてないし」などということ言っていたので、最初私に教えてくれた人の話として、

「遊歩道の木造の橋をバットで殴ったりしてましたよ」と軽くチクッておいた。

警察に渡したので私はそこから退却、しばらく歩くと別のパトカーがすれ違っていった。応援部隊か?

あのおやじは、多分今回が初めてというわけではなく、時々ああいう行動をしていて、近所の住民には迷惑がられているんじゃないかと推測する。きっとそこに至るまでには、いろいろ重たい人生を背負ってきたのではないかと思う。酔っ払っているようにも見えたし、あるいはドラッグ系をやっているようにも見えた。そういうのでなかったとしても、鬱憤の吐き出し方法がなんとも悲しい。話相手がほしいようにも思えたし、警察が駆けつけてくることを待っているかのようにも思えた(勝手な推測だけれども)。

今回たまたまパトカーが通りかかったので、早く警察に対応してもらえた。というわけで、パトカーで地域を回っているというのは結構大事な仕事かもね、と思った次第。警察官が警察署に大勢たむろしているだけじゃあんまり役に立たんもんね。どんどん街へ出てください、と思った。

あと、iphone など GPS つきのスマホなんかだったら、110番の担当者が通報者のいる場所を勝手にトレースしてくれるように出来ませんかね。まあ、プライバシーの問題とかあるでしょうけど、本人の承諾得られ次第GPS上で探すってのは、技術的には可能と思います。

 

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