国立国会図書館に行ってみた

国会図書館は、日本の図書館の最高峰だと思われる。
銀行でいう日本銀行みたいなもんだろう。

In the library

話には聞いていたがこれまで利用する機会がなかった。このたび、特段の用事はなかったのだが話のネタにと行ってみた。
場所は国会のとなり。永田町駅から徒歩五分といったところ。

図書館は本館と新館があり中でつながっている。利用者カードをもたない初めての訪問者は、まず新館から入り、利用者登録を行う。入り口にちゃんと担当者が立っているので、「初めて来たので利用登録したいです」みたいなことを言えば用紙を渡してくれる。身分証明できるものが必要なので免許証などを持参すべき。ちなみに利用登録しなくても入る方法はあるみたいだけど、出来る事が制限されるみたい。まあ、タダなので利用登録すればよい。

登録作業で10分ほど待つと、カードが発行された。利用登録用紙の記入事項のなかにパスワードを書くところがあるのだが、それは館内で端末にログインするさいに利用する。端末にはカードリーダーがつながっており、これに利用者カードを載せることで個人を認識し、パスワードを入れてログインする。端末はたくさんあるので端末待ちになることはあまりないと思われる。

そもそも、この国会図書館の書籍は、全部みえるかたちで本棚に置いてあるわけではない(一部専門書コーナーには本棚にあったりするが)。利用者ひとりひとりが、端末で必要な本を検索し、この本を見たいというのをカウンターに申し出て持ってきてもらう、というのが基本的な手順なのだ。
これは結構重要で、この図書館を活用するには、能動的に探す、という手順が必須になるのだ。

本棚にある本や雑誌を適当にぶらぶら見るつもりで行った私は困った。何が読みたいのか分からないのだ。。。
というわけで、本棚にある専門書をちょっとみただけで、それほど時間を過ごすことなく帰りました。

ちなみに食堂もある。雰囲気はまあ他の図書館と同じでおしゃれではない。メニューもまあそれほどの特色はなく(メガ盛りカレーがあったが)、値段も特別安いわけではない。

今回なにも予備知識なしに国会図書館に行って、玉砕されたという感じ。
この、「自分が積極的に何がみたいかはっきりさせなくてはいけない」という状況がある意味いまのインターネットみたいで、逆に、「そこにあるものをダラーっと見る」というのが従来のTVを見る感覚に近いのかなあと思った。完全に後者の受け身的な姿勢で行ってしまったわけです。

他の書店や図書館で見つからなかったものでも、この国会図書館にはあるかもしれない。逆に、ここになかったら諦める、というレベルの図書館だと思うが、だらっと雑誌でも眺めようか、なんて気持ちでいっても今ひとつ捗らないのでした。

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