ワークデザイン

先日読んだ、ビジネスモデル2025に続き、ワークデザインを読みました。出版の時系列では前後するのかな。

以下、自分用の備忘録のつもりで気になったキーワードなどを列挙します。ただ、これだと断片的すぎてわからないと思います。これらを見て気になるかたは、ぜひ本を読んでみてください。おすすめします。

(Chapter 1)
 
シンギュラリティー ロボットの知性が人間の知性を超える日

格安産業用ロボット Rodney Brooks の Baxter

ロボットの手を動かしながら仕事を覚えさせる。
 
コンテンツ自動作成
ニッチな電子書籍を大量に作る。ロングテール。
 
現代の状況と産業革命期との明らかな違い
技術革新のスピードが速すぎ、それに皆が追いつくように学び続けることは不可能
 
雇用における矛盾のサイクル
テクノロジーやシステムの導入を提案すればするほど、従業員自身や同僚の労働価値を下げてしまう
 
機械ができる仕事を人間が行うという悲劇
 
クラウドソーシングを使わない企業は存続できない
 
増え続ける大企業の存続コスト
 
変化する社会的評価基準
社会の大変化ととおに、企業や活動への評価基準の変化、そして働くの定義すら変化している。
 
(Chapter2)
 
経済競争から社会貢献競争へ
 
知性は外部化され、倫理は再び内部化される
 
[21世紀の豊かさ]
多種多様な経験(失敗を含む)
心と体の健康
尊厳を感じることができるコミュニティーへの所属
貢献欲求や自己実現欲求を満たすことのできる仕事や活動を持つ
 
どんなに詳しいひとの予想よりも、集団の平均値のほうが正解に近い
 
[社会が評価する5つの価値観基準]
1、長期的な視点を持っているかどうか
2、自分だけまたは関わっている人だけではなく、他の人も幸せにするという視点を持っているか
3、差別がないかどうか
4、個人の可能性をどこまでも最大限に活かそうとするか
5、明確な方法論、手段を提唱し現実を変えているか
 
働くことの根源的エネルギーは、自己実現欲求と貢献欲求へ
 
(Chapter 3)
 
21世紀のインフラ
クラウドファンディング、クラウドソーシング、オープンエデュケーション
 
ボットオブジェクト
ウィーメイク
 
リーンスタートアップの本質
地図を捨ててコンパスを頼りに進め
 
モノづくり特化型クラウドファンディング zenmono
本「マイクロものづくりはじめよう」
 
教会モデル
B2Bの事業モデル
 
セーフティネットとしての新しいコミュニティ
個人で寄付をうけるサービス
ユーケアリングドットコム
 
ソーシャルスタートアップ
 
(Chapter 4)
 
江戸時代の働き方が高度に復活する
日に4つの仕事
 
21世紀型キャリア
[仕事の価値]
・認知的価値 商品やサービスの「効果・効能」の価値
・感性的価値 「好き・嫌い」の価値
・社会的価値 「善悪」を基準に置いた道徳的価値
 
事業やプロジェクトは、ピボット(方向転換)が当たり前
 
月3万円ビジネス
 
(Chapter 5)
 
あらゆるものが民主化
伝搬投資貨幣 その場限りの損得だけでは物事を考えないようになる。
 
グローバルとローカルが「生産社会」で融合
 
タッチスクリーンで物にふれられる。消費だけに重点をおいたリアル店舗の寿命はおわる
生産社会のキーワード つながり、創造性、社会性、市民性、コラボレーション、パラレルキャリア、デジタルファブ、プロトタイプ、評価経済圏
 
これからの仕事力は、問題解決&過去分析から、機会発見&柔軟適応へ
 
生物は、良い環境であれば繁栄はする。しかし、進化はしない。一方苦境は、生物の進化を生み出す。」
 
もう5年前ですが自分も何となくサラリーマンという立場に違和感を感じて(単に飽きっぽいだけだったけど)、自分で法務局いって株式会社の登記をしてみたり、最近も NPO 設立してみたり(まだ申請中ですが)、個人的には本書に描かれているような方向性にはなってきているような気がします。
でも一方で、旧来型のワークスタイルが明らかに多数派なわけで、ワークスタイルの転換期と思われながらも意外と変わらないな、とも思います。
まあ、どっちの方向にいっても、多少の後悔はあるような気はしますので、重要なのは環境のせいにせず何でも自分で決めること、が後悔を最小化する一番の方法だと思います。
 
ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉

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by ヨメレバ
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