個人がつながって大きな仕事ができる時代

そんな時代になってほしいです。そういう時代にしていきたいです。

自分で法務局に行って作ったひとり株式会社も5期目となります。社長兼従業員なわけですが、いまのところ誰か人を雇うという気が全く起こりません。その理由について考えてみました。

1.カネのことばかり考える日々になりそうだから
やはり実弾としてのお金はより重要になります。自分だけなら自分の生活だけに影響するので気は楽ですが、雇用しているとそうも行きません。自分自身も、エンジニアでいたいと思う部分と、そればっかりじゃ嫌だなと思う部分が日々揺らいでいる感じです。エンジニアリングとは違う側面でも、お金の心配ばかりする生活は嫌だなと思います。

2.身軽でいたい
人がいると雑用が増えます。カネの話にもなりますが、時間の自由という点も重視されます。ちょっと暇になったので、ちょっとイタリアに遊びに行ってきます、とはいいずらい。ま、世の社長さんはできることなのかもしれないですが、私は性格上、無理です。

3.そうじゃない形が主流になると思っているから
これについては後述します。

社会のなかのひとつの会社としてみれば、雇用の創出という素晴らしい貢献があるのですが、当面、そういった側面では貢献できそうにありません。

ルパンやオーシャンズ11が理想

なぜ組織のなかにリソース(人)を取り込むかというと、取引コストの問題だと思います。ひとことでいうと、
この人(会社)信用できるの?
ということを毎回やってるとコストがかかるので中で抱え込むという感じで捉えています。でも今の時代、いろんなかたちで外部のリソースを評価することができると思うので、ちゃんと信用を担保できればもう内部で抱えておく必要ないのでは?と感じています。むしろ、必要ないときでもそのリソースを抱えておかなくてはならないという意味で、抱え込みはデメリットのほうが大きい気がしています。
ということで、自立した個人(あるいはその会社)同士が、必要に応じてつながり、それなりの規模の仕事をサクッとこなす、というスタイルが理想だと思っています。プロジェクト単位で協力しあうという点で、ルパンとその仲間たちや、オーシャンズ11みたいな感じでやるのが理想です。もちろんミッションは盗むことではありませんが。

 

でも世の中に会社は必要

こう書くと、従来型の会社なんていらない?となるのですが、そうではないと思います。フリーランスやノマドのような働き方がもてはされるような時代ですが、結局のところ仕事のオリジナル発注元は従来型の(それなりの規模の)会社であることがほとんんどなので、発注元としての会社はやはり必要です。社会のみんながノマドになってしまったら、本当の意味のノマドになってしまいます。

こんな感じでいきたい

技術は、それ自体ではまさに技術でしかなくて、特定の自然現象を再現性あるかたちで見ているにすぎないと考えます。それを、何らか人間に役に立つかたちにしていくには何ステップもある。そこのところを、発端の技術サイドと最終利用者サイドの両面をよく理解できて、提供する側も利用する側もその間に介在する側もみんなが喜べる仕組みを作る、というところに貢献したいと思っています。

当たり前のことですけど。

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