『その道ひとすじ』を賞賛する文化

テレビCMなどでもちょくちょく見ますが、日本は、いわゆる職人、その道ひとすじという人が好きです。

私もそうなのですが、その道ひとすじでも2通りあると思うんですね。

ひとつは、その道を行くと決めて、その道での向上のために色んなものを前向きに取り込んでより研鑽を重ねて行くという生き方です。これは純粋にかっこいいと思います。通常こっちを指すと思います。

もうひとつは、他の分野にいくのが怖いとか面倒とかいうので、同じ道をダラダラ行く人。これはかっこよくない。でもこういうタイプも一応、その道ひとすじなんですよ。

だから、たとえば、この仕事を40年やってるなんていう話も、その仕事への取り組み方で、褒め言葉にもなるしそうじゃないことにもなると思います。

要は、

興味なくなったり、もう向上できないと思ったら、さっさと別の分野に行ったほうが本人も周りもハッピーではないか?

と思うわけです。ただ現実には、「経済的な問題」で、ダラダラと同じ環境に居続ける例が非常に多いんですが、自分で自分の選択肢を狭めてしまう、真綿で首を締めているようなものかなと思ってしまいます。

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