自分で自分の機嫌を取れること

一般に、どういう人が尊敬できるか考えてみると、

精神的に安定している人

というのが大きな要素のひとつとしてあると思っています。
感情の起伏がないことを求めるのではありません。感情の振れ幅の大きさと、精神的に安定していることは別の指標だと思います。悲しんでもよい、喜んでもよい、怒ってもよい、むしろそのほうが人間的でしょう。でも自分の力でフラットな状態に戻せないと周りに迷惑ですね。

要は、自分の感情の状態を客観視できて、適宜調整できる力を持っていることが「オトナ」である、ということでしょう。
以前よく聞かれた、みやぞんの発言でしたっけ?

自分の機嫌が自分でとる

ということにもなります。

他人にぶつけて、他者から機嫌をとってもらうことを暗に求める態度は、ある意味では甘えであり、自分にとって不都合な状況を他人のせいにする傾向を示し、また自分の状態を客観視できていないのだと思います。

周囲の人々にとって一番迷惑なのは、怒りの感情ではないでしょうか。

傷害事件や殺人事件の供述でよくあるのは、

「カッとなってやった」

というセリフです。極端な例ですが、怒りの感情をコントロールできないと、自分の人生も周りの人生も台無しにする可能性があるということです。でも、アンガーマネジメントのような内容は、学校では教えてくれないから、自分で学んで対策していくしかないんですよね。

それと、この精神的な安定というのは、前にも書いた、

安心して仕事を任せられる人とは

にも通じることかなと思います。

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