「失敗百選」はエンジニアに限らず学校での必須教科書にすべき

「失敗百選」を読みました。ボリュームがあって内容の濃い本です。学校の教科書にすべき、と思うくらいの良書だと思います。

気になった点をメモします。

人柱の上に経営など存立しない。

火災非難
新しい場所に行ったら、瞬時でいいから、まず逃げ道を考えることが身を助ける。

センサは壊れるものである、偽信号を出すものである。

人間は思い込むと、多少の疑問点はおかしいと思わないところが恐ろしい。

操作者の責任というよりも、そのような間違いが起こるかもしれないような、不完全の作業工程を設計したエンジニアに責任がある。”作業を憎んで人を憎まず”の精神が重要である。

同時に2つのことを扱うの危険
愚直に、ひとつの作業の終了を確認してから、別の作業を命令する手間が必要である。

コミュニケーション不足
一緒に仕事をしている相手にちょっと連絡を入れて確認しておけば、防止できたトラブルは多い。怖いのは慣れである。互いに相手は感じているだろうと思い合って、緊急時の仮想演習をやらなくなり、「出たとこ勝負」になる。

上記は断片的メモなので、何のことだか分からないと思いますが、エンジニアならもちろん、それ以外の人も、これを読むことで、日常の失敗ごとがかなり回避できると思います。世の中の失敗や事故の原因は、ほぼこの本の中にあると思われます。

この本の続編もあるようですので、ぜひ読んでみたいと思います。

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