[Book] 2030年の IoT

 

読書メモです。

業界団体

OneM2M
米国、欧州、日本、中国等の大手標準化団体から構成された IoT/M2M 推進団体。世界の大手標準化機関による有志組織。

ETSI
欧州の通信標準化機構。携帯電話の標準化等で大きな成果を示した欧州代表。

ITU
世界各国の通信事業者から構成される通信標準化機関。

IEEE
米国のエレクトロニクス産業の標準化団体。

ネットワーク

ECHONET
2000年に日本で開発。家庭内ネットワーク向けを想定。MEMS等で認定。

MQTT
IBMが開発。リアルタイム、多数のデバイス対応を目的とする。IoT環境下での通信の安定性に特徴。

CoAP
IETFが規格化を担当。従来のインターネットプロトコルをIoT向けに最適化。

Physical Web
グーグルが提唱するIoTとビーコン想定の機器通信プロジェクト。Web形式で対象機器等と通信可能。

無線系ネットワーク

Blutooth
(省略)

Wi-Fi
(省略)

ZigBee
当初からセンサーネットワークを想定。低消費電力、低速、多数(6万台以上)の端末収容が特徴。スイッチのオンオフ等に適する。

動物園と牧場

携帯電話は管理する対象が均一で、運用もシンプルな『牧場』とすると、IoTは様々な動物がおり、複数の異なる飼育係がそれぞれ担当する動物を飼育する『動物園』のようなものといえる。

牧場モデルに最適化された企業では、動物園モデルへの適応が難しい場合がある。

IoTにおいては、人命に直結するシステム、ネットワークが増える

ヘルスケアにおいては、誤動作時に人命を左右するリスク、電気自動車においては、人命を左右し、リコール等の大規模なリスク管理・対応体制構築の負担が大きい。
IoTのビジネスモデルには、人命を左右する自動車、ヘルスケアと同水準のリスク管理、対応のための体制、機能が求められるものが多く存在しており、ICTベンチャーの『トライ、チャレンジ』だけでは対処できないケースが多数存在する。

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