40代を後悔しない50のリスト(3)

このままのペースでいくと10回に分かれてしまうので、もうちょっとまとめていきます。最後までいったら、50個のなかで特に印象的だったものを改めていくつかピックアップしたい思います。

 

11 会社が自分に「何を求めているのか」をもっと意識すればよかった

これは会社員も、会社をクライアントとして考える、という視点が必要をいっているのかもしれない。やりたいことと、求めらていることが違っていることは結構ある。

 

12 仕事に追われて「すべきこと」ばかりやっていた

毎週ドキドキするゴールを設定する方法が提案されている。時々、会社の目標、自分の目標、自分がやっていることなどを俯瞰的に見る時間が必要なのはあきらかだ。ちょっと方向性がずれただけでも、それが年単位になると、かなりずれが大きくなってしまう。

 

13 「どこまで目指すか」を考えるべきだった

自分自身の将来設計は自分自身でやるということ。何を目指すか、何を目指さないか。

昭和の時代では、サラリーマンの生き方や成功の定義というのはほぼ決まっていて、ある意味逃げ場がなかったが、幸い、いまの時代はいろいろな生き方が許されるようになってきた。他人から、「幸せそうに見える」ような演出をする必要などないということ、他人と比較しても意味がないという価値観が共有されるようになってきた。いろいろ問題がある時代ではあるが、このような多様な価値観が許されること、戦争に巻き込まれていないというだけでも、良い時代だと思う。

 

14 自分が「何を成し遂げたか」がわからなくなった

特に外資系は、MBO(Management by Objectives)などが好きで、そういうのを4半期ごとに提出して、達成度を評価して、それがボーナスに結びつく、みたいなことをやらされていたこともあった。でも、理解ある上司のおかげで、評価を提出する直前に目標を書き(4半期の開始時ではない)、達成度も全部100%で出していた。完全に形骸化していたなあ。、

ま、形式的なこういうのとは別に、自分なりに、何ができるようになったか、どんなかたちで会社を儲けさせたか、を定期的にリストアップすることは重要かもしれない。あとで、職務経歴書など書くときにも参考になる(笑)

 

15 「他人を動かすスキル」が身につかなかった

業務のマネジメントよりも、人のマネジメントのほうが難しい。結局のところ、多様な価値観をもつひとりひとりの人間のモチベーションをどうやって高く維持し続けられるかが難しい。頑固なベテランも難しいが、若い「ゆとり」世代も難しそうだ。

これも、モチベーションが上がる条件が、自分とは全く違うのだと思ったほうがいいのだろう。

 

16 負けない「交渉力」が欲しかった

タフネゴシエーターって格好いい。でも交渉って勝った負けたじゃなくて、本当の意味でどうやったら Win-Win の状況を作り出せるかということだよね。一発勝負なら買った負けたでいいかもしれないけど。

大局的に物事を見ること

相手の立場や状況を的確に把握し、必ず共感

が大事だそうです。

 

17 伝える力が足りなかった

単に事実を伝えるのではなく、相手の心を動かす伝達力のこと。

コピーライタとか、CMの企画する人とかは、真っ先にこの力が要求されると思うが、他の仕事でも、最終的には結局生身の人間が相手だから、この力は必要だろう。これも、大局的にものを見る力、ストーリーで語る力が前提になると思う。

 

18 意思決定が苦手だった

本来、意思決定とは極めて定量的な世界にもかかわらず、日本では、感情とか、その場の空気とかで決定されることが多い。

 

19 スピードをもっと重視すべきだった

日本企業にいれば、まあだいたい毎日のように、手続きが遅いと感じることはあるだろう。スピードが早くても遅くても、出てくるアウトプットはそんな変わらないということにも気づく。

 

20 対人音痴が直らなかった

相手の立場から見る、とか、自分の仕事のやり方に自信があっても謙虚な気持ちで常に改善していく、という姿勢が大事かなと。

最近特に思ったのは、仕事の状況を関係者に常にアップデートするということは大事なことですよ、ということ。

開発の状況を確認(どのバグが修正されたとか、どれが時間かかりそう、とかそういうの)をしても数日反応なし。その担当社のマネージャ経由で確認してもらったら、すぐ返事がきた。開発に集中してたからメールのレスポンスが遅れたと。まあ集中してくれるのはありがたいけど、ステイタス伝えるのも仕事だよ。音沙汰ないとクライアントも心配するよ。。。なんてことが最近あった。

 

21 もっと時間の使い方を工夫すればよかった

まあどんな時間の使い方をしても、いずれ後悔はするような気がするけど、TVなどだらだら過ごす時間を減らす・なくす、だけでもだいぶ違うかなと。

 

22 週末時間を有効に使えなかった

自分は、週末も平日もあんまり関係ない(ある意味ずっと週末みたいな)感じなので、意識はちょっと違うけど、日曜日の夜から仕事をはじめるとという提案はどうかなあ??それによってブルーマンデーがなくなるということだが、それによって日曜の午後がブルーになるんでは?

一方でいいなと思ったのは、一日を、午前・午後・夜と3コマに大別して時間の使い方を考えるというもの。土日あれば6コマ。6コマあれば結構いろいろなことができる。

 

23 もっと家族との時間に気を遣えばよかった

これは死ぬ前に後悔することの筆頭になるんだろう。

 

24 相手に合わせて、飲みに行かなければよかった

これは、同僚・クライアントにたいして、普段から自分のキャラクターづくりが大事だと思う。この人はあまり酒の場には行かない、とか、一次会だけで絶対帰るひと、とかの認識を持っておいてもらえばラク。

 

25 付き合いのいい人である必要などなかった

能動的に自分の時間をコントロールすることには、期限付きで人付き合いが悪くなる宣言をすることだそうで。「こういう理由なので期限付きで」というかたちで宣言したほうが、誘うほうもまた誘いやすいかも。

 

26 優先順位を間違えてしまった

関係者軸と時間軸で判断することが提案されている。

 

27 忙しいなりに細かい時間の使い方を考えればよかった

細切れ時間でできる仕事をもつようにする

 

28 やりたいことにチャレンジできなかった

前提として、やりたいことが明確にある、ということになるが、それがあるだけでも結構幸せなことかもしれない。多くのひとは、自分が何をやりたいのか分からないという問題のほうが大きいのではないか。

 

29 利害を超えた人付き合いを軽視してしまった

つい仕事上の付き合いのほうを重視してしまうという感覚は分からないではないが、その意識も最近は変わってきたのではないかと思う。活用の仕方次第だが、SNSもうまく利用すれば、利害関係のない、ゆるい関係の維持に役立つ。

 

30 頼まれたときに、上司として応えられなかった

結局は人間関係が大事で、自分の依頼を快く引き受けてくれる人の存在がキーになる。人的ネットワークの質が大事なのは理解できるが、あまりにも戦略的にネットワークづくりをやるというのもちょっと違う気がする。別け隔てなく誰とでも付き合う、結果的に点が線でつながっていいネットワークになっている、というのが理想ですね。

 

 

 

 

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