31 年下との関係を大切にすべきだった
そもそも、若いひととの接点が劇的に減るというのが問題だが、とりあえず、年をとっても好奇心旺盛で、気持ちだけは若くいたいと思う。
年長者でも尊敬できるひととそうでないひとがいる。先人の知恵を拝借したいこともあるが、一方で、その時代の成功法則はもう通用しないとも思う。そういう意味で、若いひとから学ぶ必要がある。もうね、最近のデジタルネイティブ半端ないらしいですからね。スカイプで勉強会したり、エバーノートで情報共有したりね。そういうのが自然にできる世代から、次の一歩が生まれると思う。
32 コミュニケーション下手を克服したかった
一番難しいのが聞く力だろうな。
33 話し方で損をした
問題は、損をしているかどうか気が付かないことだと思う。
34 言葉ではなかなか伝わらなかった
ちゃんと言葉で伝えないといけないことは多い。が、伝わらないこともある、ノンバーバルも重要。
35 会社以外の場所を見つけておくべきだった
最近はこの認識がかなり広まったようだ。会社の肩書きに力があるひとは特に、その肩書がなくなったときに自分自身の魅力のなさに気づいてしまうのだろう。
36 自分自身を振り返る時間をもつべきだった
自分の時間が減ってしまうのは、結構大問題だ。結構ストレスだ。なんとか、フィードバックの時間を作らなくてはいけない。
37 もっと仕事に役立つ本を読めばよかった
今はそんなに思わないな。そんなに読んでいるわけではないけど。
むしろ、仕事とは全く関係ない本を読む機会を作るほうが重要なのではないか。特定の業界誌は面白いよ。月間ねじの世界とかね。
38 時間がなくてなかなか本が読めなかった
時間がないときに限って本を読みたくなる、というのはある。図書館をうまく利用すれば、無料でたくさん本が調達できる。時間がほんとうにないときは、書評ブログなどで他人の知恵を拝借することにする。それで、どの本がいいかアタリをつけて、改めて購入して「講演できるくらい」精読するというのがいいかも。
39 読書の効用をもっと活かせばよかった
読書のさいの問題点は、ああいい本だった、と思っても、その内容の自分の日常生活に生かされないまま埋もれる、という状態になってしまいがちなことだ。
40 教養を深めておけばよかった
かなり幅が広い教訓だが、要は好奇心・守りに入らないことだと思う。
41 歳相応のお金の使いかたを考えればよかった
歳相応とはどういうものか、という価値観自体が変わりつつあるかもしれないが、あまりにケチな行為をすると、その部分の噂だけがひとり歩きするかもしれない。まあ、TPOをわきまえた行動をしたいものだ。
42 介護について準備しておけばよかった
これは、自分の生き方とどう整合性をとっていくか、というところが難しい。多分、今後重要になるのは、自分たちだけで抱え込もうとしないことだと思う。
43 自分の世界が広がる趣味を始めておけばよかった
趣味は、歳相応じゃないほうが面白いと思う。
44 親業にもっと積極的に取り組めばよかった
これも、どれだけやっても死ぬ前に後悔することのひとつかな。
45 上司の能力を積算しておくべきだった
力のない上司は、「意思決定の基準」がぶれるという共通の特徴を持っています。
なるほどそうかもしれない。
46 会社の価値観を見極めるべきだった
会社をやめるかどうかの基準ですね。
「事業優先」企業につとめる中高年が、「人優先」の企業を選ばなかったことを後悔しているのです。
やはり最近は前者が多い気がするが、中高年にとってはしんどいということか。
47 やはり出世したかった
島耕作のような世界がいまでもあるのかよくわからないが、個人的にはほとんど興味ない。
48 人事を感情的に判断すべきではなかった
でも、定量的に判断できないレベルになったら、あとは結局好き嫌いで判断するしかないよね。これは日本でも外資でも一緒。
49 サラリー以外の生活の糧を持つべきだった
サラリーマン的発想から脱却することは、本業にも良い効果があると思う。
50 もっと地域社会と付き合えばよかった
田舎のコミュニティの「濃度」に比べたら、都市部の地域社会はまだサラッとしたもののはずなので、そういうところで他とは違うつながりを持つことは、災害対策・防犯対策にもなるね。
自分はというと、うーん、地域とのつながりは薄いなあ。となりの管理人と仲良くさせて頂いている、という程度か。