シニアの方と話していると、
自分が死んだらインターネット上の自分のデータはどうなるのだろう?
という不安を聞いた。そう、インターネットをある程度使いこなせるようになると、この、新しい終活ともいえる不安が出てくる。若い人だって、確率は低いとしても、突然亡くなる可能性がゼロではないから、できれば自分が SNS はじめ自分のデータをどうするか、策を打っておいたほうが良い。
様々なサービスのパスワードは、基本的に自分にしかわからないように管理すべきだが、そのまま亡くなってしまうと、家族が困る。パスワード管理は難しいところだ。
利害関係がなく信頼できる第三者にパスワード情報を預け、いざというときの対処をお願いする、というのがひとつの方法ではあると思うので、そういう依頼先としての NPO の存在はあり得るのでないかと考えている。
ただ、人が亡くなるというのは結構大きなことだし、資産管理などに関連するケースもなくはないと思われるため、たとえば弁護士さんと連携するなど、信頼に足る体制を作っておく必要はあるだろう。色々と課題はある。たとえば、どうやって亡くなったことを知るか、とか。。
インターネットを使いこなせるシニアが増えてくると、このような、新しい終活に関する声がもっと聞かれるようになるだろう。具体的にどうしてほしいか、要望を聞きながら、サービスとして提供できるように持っていきたい。