介護業界のIT化

人手不足の業界なんだから、ひとりあたりの生産性をもっとあげよう、時間をかけるべきところとそうでないところを明確にして徹底的に効率化してほしい、と思うのです。利用者さんをお風呂に入れるとき、寒い時期でも裸にして並んで待たせてる施設もあるらしい。そこじゃないよなあ、と思う。

タブレットやクラウド環境の普及など、効率化するためのインフラが整ってきている。コスト的には、ひとむかし前のIT化と比較すれば格段に安いだろう。でも、普及させることは簡単ではなさそうである。一番の理由は、

ITに詳しくない人が介護職員の大半を占めており、IT化に拒否反応示してしまう。そしてそういう人の声は大きくてなぜか通ってしまう

というような構図があるように思う。

ま、施設にお金があれば、IT化に前向きな職員のみ採用することもできるので、結局はお金なのかな、とも思うが。

利用者さんに対して行うことは、手を抜くべきではないが、それ以外の事務処理的な部分は出来るだけ手を抜いて効率化したほうがいい。介護職員は、定時で終わっても、書類作成に何時間も居残っているのが現実らしい。あとで検索もできない紙資料を増やしているだけ。介護職員は、健全な身体と精神を維持すべきなので、ちゃんと休んでもらないといけないのに。。

激務を普通にこなせてしまう人が上司になってしまうと、環境はなかなか変わらないし、部下にも同じことを出来るものとして押し付けてしまう。一般企業にも見られる現象だけれども、利用者さんという別の被害者が出るのでこちらはより問題ですね。

 

タイトルとURLをコピーしました