とても印象に残った本「苦しかったときの話をしようか」

雑誌もあわせると、たぶん月20冊くらい読んでると思います。

大体の内容が流れていってしまってるというのが正直なところです。もちろん、重要な内容はストックしていますが。

で、その中で、とても印象に残っている本が、これです。

特に、高校生・大学生くらいで読むのがベストではないかと思います。社会人になって20年以上たつ私でも感銘を受けましたから、社会人でももちろん役に立つことでしょう。

まあとにかく、本の内容全体がオススメなのですが、その中でも、強烈に印象に残っているのがまずこの箇所です。

ナスビがナスビだとわかっていることは非常に大切だが、実はそれが一番難しいのだ。
人のことは比較的よくわかる。でも、自分がナスビなのか、トマトなのか、キュウリなのか、タマネギなのか、そもそも何を目指すのか、何がしたいのか、そういうことが全くボンヤリしたまま20数年を過ごしてしまうのが典型的な日本人だろう。

大学生が就活などを始めると、自分が何者なのか?で迷いますね。私は、今でも迷ってます。

そしてこれ。

どれだけサラリーマン社会の組織ピラミッドの中で偉くなろうと、年収を2000万円とろうと3000万円とろうと、その外にいる資本家から見れば歯車は単なる歯車だ。それに気づいた私は大きな組織で偉くなることが全く魅力的に思えなくなった。課長とか、部長とか、社長とか、そんな肩書は、優秀な歯車を気持ちよく働かせて檻の中に閉じ込めるための呼称に過ぎないからだ。実際に名刺の肩書を自慢して生きている人がこれほど多い現実を見ると、資本家のつくった階層ピラミッドがいかに人間の本質を巧妙に衝いているかを思い知らされる。

これ!これなんですよ。私が会社員のときに考えていたことです。
この感覚を持ってしまったひとは、会社を辞めて独立するんだと思うんです。もちろん、ひとりひとりの人生いろんな価値観がありますから、どっちが良い悪いではないですし、2000万3000万ならその環境でも全然OKという考え方もあるでしょうね。

書いてて思い出しましたが、私が新卒で入った会社の、新入社員研修の表題が、

プロ社員とはなにか?
プロ社員になるにはどうすればよいか?

といったものだった記憶があります。その表現が個人的に違和感あったんですよね。ああ、やっぱり会社にとって色んな意味で都合よい人材が求められているんだな、みたいな。。

上記抜粋はあくまで一部で、この本は全編にわたって本当にオススメです。
自分の生き方、仕事、価値観に迷いが出てしまったときには読んでみると良いと思います。

そういえばこの本、 「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」に近いテイストかもしれませんね。

ちなみに、読書記録は、ブクログというサービスを使っています。ここからアクセスできるかな?

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