築地 国立がん研究センター中央病院に通っています

10月になりました。ふと思いつき、きょうから毎日更新してみます。すぐ挫折するかもしれませんが。

今日のネタは病院です。

前に書いたエントリーにも関連しますが、現在、築地のがんセンターに通っています。身近な人が現在がん治療中のためです。思ったことをいくつか。

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[がんセンター上階からみた築地場内]

病院の選択

近くの病院(前のエントリーで書いた病院の次にいった病院)で、ほぼ「がん」だろうとの診断をうけ、がんセンターで改めて診療を受けることを勧められました。その時は、この築地か、有明のがんセンターか、二俣川にあるがんセンターか。諸々考慮し、築地にしました。
推定される治療内容にも依存しますが、病院までのアクセスは、検討の要素として非常に重要です。

がんセンター中央病院雑感

患者多いです。おそらくは全国から患者が押し寄せているのでしょう。それを物語るのが、入院ベッドの不足です。今回、入院予定の日になってもベッドが空かず、3日遅れという結果となりました。今後も、慢性的にベッド不足が続くのではないかと危惧します。
受診患者の増加にともない、病院内のエレベーターも完全にキャパオーバーしています。エレベーターホールで10分くらい待つこともあります。ようやく来たと思ったら、エレベーター内は満員で見送りということもあります。個人的には、がんセンターの目の前にある築地市場の移転の件はたいして興味ないのですが、移転したら空いたところにがんセンターを拡張してほしいなと思います。
あと、周辺施設としての院内のカフェやコンビニも、利用者数に比較すると規模が小さ過ぎです。まあ、建設した当初はこんなにまでなるという想定はなかったのかもしれませんが、色々と限界にきているようにみえます。

担当の医師も、高圧的な感じは全くなく、これなら大丈夫かなという印象を持ちました。ただし、セカンドオピニオンはしっかりととって、最終判断はしました。この点はまた別に書きます。

治療関連で気になったのが情報の連携です。
入院に先立って、様々な科をまたがっていろんな検査があります。この際、医師看護師間の情報の引き継ぎ、共有がちょっとうまくいってないようでした。たとえば、CT を2日連続で撮られそうになったり(患者本人が指摘しなければやられてた)。これは、患者が主体的に、何をどういう順序でやるのか、そのためにどんな事前準備が必要か、などちゃんと理解して、あれ?と思ったとにかく確認することが重要です。

病院としての症例の多さ、実績、医師の優秀さ(たぶんね)は認めますが、ここはちょっと気になります。こちらも24hつきそうわけにはいきませんし、抗がん剤などで患者が弱っているときは患者が主体的にチェックすることは不可能です。

今回のがんについて

ところで、今回のがんは、上咽頭がんと呼ばれるものです。(がんの進行度によらず)このがんは手術が不可で、抗がん剤および放射線治療となります。
吉報としては、がんは遠くに転移してはおらず、またこのがんは、このふたつの組み合わせた治療によって根治ができる珍しいタイプらしく、かつ、生検の結果、ウィルス起因のがんということでこのタイプは放射線が効きやすい(医師曰く科学的裏付けはないけど実績として)ということらしいです。

治療の流れ

治療の流れとしては、
・放射線は平日毎日(週5回)、計35回の治療。つまり7週間。
・抗がん剤はこれに並行して、約1週間入院して抗がん剤治療実施、その後2週間ほどは自宅から通院して放射線治療。その後また1週間入院して抗がん剤治療というパターンを3回。つまり、( 1 week + 2 week ) x 3 。

ということでした。現在は、最初のサイクルの入院中の1 week のなかです。懸念は、通院になったときに本当に通院できる体力があるか?です。

先に書いたベッド不足によって、病院の立場からすれば、やることやったら早く退院してほしいようなのです。一方、患者側からすると抗がん剤のあとは吐き気、だるさ、体力の低下により、通院よりも入院を望むようになります。
病院側、特に看護師さんなどはそういうことは充分認識されているはずですが、キャパシティの問題はどうしようもなく、また、同様に1日でも早く入院して治療開始したい患者さんはたくさんいるはずなので、あまり退院を渋るのもどうかと思うところもあります。

驚いたこと

入院フロアに WiFi が完備されています。これは素晴らしいです。

 

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