購入の理由
空間系エフェクトは、長らくズームの 606 を使ってきたのですが、主に2点で不満がありました。
1)イコライザの自由度がイマイチ
2)ディレイを複数同時に使用できない
まあ、606 自体かなり古い機種ですし、最近の機種はそういうところも解消されているようですし、最近のズームを体験してみようと思い、G1 on を購入しました。ペダル付きの G1X on というのもあるのですが、ペダルのない G1 on のほうです。
定価ベースで 7000円ほどと、もともとすごく安いのですが、ヤフオクで 4000円ちょいであったので、そちらで調達しました。ズームさんすみません。
使ってみた感想
昔から、空間系エフェクトはズームで充分、という印象はあったのですが、少なくともその面では、この G1 on でも納得のエフェクトでした。
歪み系エフェクトはまだちょっとイマイチかな?と以前は思っていたのですが、今回の G1 on では相当改善されていました。馴染みのあるところでは、Boss DS1 のモデリングした歪みがありますが、そのまんま DS1 の印象でした。とはいえ、まだ使いこなしてる状態ではないので、現状は、歪み系はこれまで通り Vox Satchurator で作り、その他のエフェクトは G1 on を使うというこのような構成にしています。
G1 on はチューナーも内蔵されてるので、どんどん機材は減っていきます。トラブルを未然に防ぐ意味でも、必要な機材を減らしていくのは良いことだと思っています。
G1 on の不満な点
不満がないわけではありません。コンパクトマルチの宿命なのですが、ひとつひとつのパッチの内容修正が面倒くさいということです。個人的に割とよくあるのが、たとえば、A列の各パッチに設定しているディレイのパラメータを一気に変更したい、なんていうケースです。この場合、A例各パッチの4つ目のエフェクター、みたいに、パッチをまたがってエフェクタを串刺しに指定できるといいのですが。。。
ちなみに、この機種は、USB 経由でファームウェアの更新ができるうえ、USB給電で動かすこともできるようです。でもUSBを使うのそこだけです。ここでもう一声、USB経由でスマホやPCから簡単設定できるユーザーインターフェースがほしいです。7000円の製品にそれを求めるのはどうかと思いますが、ユーザーインターフェース別売でも買いますよ。