外資系企業にいると、エンジニアであっても、外部のセールストレーニングやらプレゼントレーニングに出席させられることもある。多いのは、半年に1度くらい本社(日本ではない)に集まってセールスレビューとかやる週を設定し、そこにみんなを集めて、ついでに外部のトレーニング業者を呼んでトレーニングを受けさせるというものである。
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調べてみると、関連するような書籍も結構あるようだ(過去に受けたトレーニングとは直接関係ありません)。
プレゼンのトレーニングは、国内でも海外でも受けたことがあるが、海外の場合、プレゼンスキル以前に、英語でやるということ自体が大きな課題なんだよね。とはいえ、まあ、なんとなくうまくこなせた覚えはあるし、韓国や台湾でもトレーニング講師したりしたこともある。プレゼンは結局のところ、場数ではないかと思う。悪意ある聴衆のなかで針のムシロの思いでプレゼンした経験など、あとで思い起こせば笑い話にもなるし、自信にもなる。ちなみに国内だと、インサイトラーニング主催の講座を受けた。もちろん会社のカネで。
[余談]
仙台のM社でのプレゼンは非常に辛かったなあ。。。もう10年以上前だが。外人に日本語でいろいろ文句言われた。。。そのあと、退職しちゃった(もちろんそれが原因ではない)から知らなかったけど、あとで聞いたら結局契約に至ったんだって。あれは無駄じゃなかったんだ。
さて、
セールストレーニングは、主に営業さん向けだけれど、営業さんといっしょに動くフィールドエンジニアも一緒に受けろ、という感じだね。Vision Match やら、Anxiety Question やら、Decision Maker/Influencer やら、まあいろいろ用語がでてくるわけだ。
言いたいことは分かるけど、まあそんな理想論を言われてもねえ、ということは多い。そのなかで、ああそうかもね!と思ったことがひとつだけあった。それは、
クライアントの企業としての目的と、担当者レベルの目的は違うこともある
というようなニュアンスの話だ。その文脈は覚えてなくて、その資料も見つからないので、見つかり次第補足する(笑)。
まず、担当者レベルの要求を満足させつつ、クライアント企業としてのハッピーなストーリーを描きましょう、というようなことだったと思う。
本当に小さい会社であれば、この2つは一致していることが多いと思うけれど、企業が大きくなればなるほど、その2つの剥離は大きくなっていくと思う。
最近特に思うのは、まあこういうソーシャルな時代だからかもしれないが、クライアント担当者とビジネス上のカタイ付き合いというよりも、もっとフランクにお友達になれたほうが、双方にメリットが大きいのではないかということだ。友達なら、もっと助けようという気になるし、融通もきく。ただ、難しいのは、こちらからクライアントの担当者を選べないということだ。