[Book] パブリック [3]

p166 あたりまできた。

パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ

(p103 から引用)

人類の成功のあらゆる要素、すなわち、道具作り、脳の大きさ、文化、火の使用、それから言語でさえ、50万年前にはすでに存在していたと思われる。だが、何も起きなかった。

ネアンデルタール人の脳は僕らのよりも大きかったが、農耕することはなく経済的な発展もなかった。遊牧民は定住せず進歩しなかった。

 

創造性と文化的な変化の速度は、個人間の交流の量によって決まる。つまり、僕らの<パブリックネス>とつながりが進歩を呼ぶということだ。

 

これは個人間の話しだけど、これからは企業間あるいは企業と個人のあいだの話にもなっていくのだろう。いろんなことを企業秘密として会社のなかで隠し持つ。もちろんそれが必要なことも多々あるだろうが、一方で、そんなのオープンにしちゃっていろんな人の意見もらったほうがいいじゃないの?ということも多いのでないのか?

企業秘密抱えたまま沈んでいく日本企業多いんではないの?

 

このあと、プライバシーとは何かという検討がいろいろなされているが、要は、

他人に知られたくないと思うことを知られないままに守る権利

ってことだよね。難しいのは、知られたくないという事象がどの程度のものなのか?というのが人によって大きく違うということだろう。

そんなこと知られても別にたいしたことないでしょう?と客観的には思っても、それは本人にとっては重大な問題なのかもしれないから。

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