パブリック [2]

日本人が特に読むべき本かもしれないな。
パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ
50 – 80 ページあたり読んでる。

(引用1)

企業が社内でタスクを果たすのは、それが市場でするよりもカンタンで効率的なときである。
今ではネットワーク経済のなかで外部の人たちと仕事をするのがますます容易になっている。

これはもう、全くその通りだと思う。

外部とのやりとりに必要が取引コストが格段に低くなっているので、内部にもつ必要性がなくなってきているのではないか。

 

(引用2)

顧客をパートナーとし、コラボレーションする
これまでの問題は、顧客がチェーンのいちばん最後、つまり自分たちの考えを反映できない段階におかれていたことにある。

自分たちの価値は製品のなかだけに存在し、隠すことに意味があると思っているなら問題だ。そうではなく、質の高いつながりにかちがあるとすれば、オープンにすることで恩恵がもたらされるはずだ。

日本人は完全主義だから、いろんな機能満載にして出荷する。でも、顧客はほんの一部の機能しか使わない、ということの繰り返しをしている。

 

(引用3)

完全神話が払拭される
長い時間をかけて設計し製造された、万人むけの完全な製品が、巨大市場に向けて販売される。
パブリックな場所で、全てをさらけ出していれば、完全であることにとらわれることもなくなる。完全であることがお約束でなければ、より自由に今までより良いものを作る機会ができる。

完全への追求は、創造を複雑にし、遅らせる。
テクノロジーの世界では、この悪しきプロセスを「フィーチャークリープ」と呼ぶ。
発売前に理想に一歩近づけようと、予定されていなかった機能を付け足すことだ。
その治療法は、ベータ版をパブリックにすることだ。外に出してみて、何が必要かを見ることなのだ。

ビジネス以外でも、
実験を促し、常識への挑戦を褒め、失敗から学ぶような学校をつくるべきだ。

日本人の気質からすると、耳の痛い話が多い。

思うに、21世紀は、日本人的価値感のなかで、

・素晴らしいところとして大いに評価される面と

・この本に指摘されている完全主義のように、これからの時代に全くそぐわない面

とがあり、前者が見直されるのと同時に、後者が日本の足を引っ張るという構図が続くのではないか。

日本の良い面と悪い面両方の振れ幅が大きくなるかな、という印象をもつ。

価値観はなかなか変わらないからね。

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