新しいものを導入するときどうすればみんながハッピーになるか?

新しい技術を導入して頂くことを推進する側にいることが多いので、表題の件が常に課題となります。障壁は色々あります。

そもそも、新しいことを受入れないひとも多いです。特に年配の人たち。仕事熱心なひとは、眼の前の仕事が忙しすぎて、新しいことを試すことも勉強することもままならない。まあ、これはクライアントの仕事環境の問題なのですが。

クライアントの偉いひとが、新しい技術を導入して効率化していくことがいかに重要なのかということを理解し、そういう「刃を研ぐ」行動が推奨される環境を作ってもらうのが理想ですが、なかなかそうはいきません。むしろ、偉いひとが、現場の状況を正確に把握せず、的外れな方向にむかうことも少なくありません。

これも簡単なことではないのですが、最も効果があると思ったのは、クライアントの中の特定のひとりに、こちらの技術や使い方、利点などについて徹底レクチャしたうえでファンになってもらい、そこからクライアント内で横に広げていく、というものです。その人には、出来る限り包み隠さずあらゆる情報を提供します。必然的に連絡が密になるので仲良くなっていきます。

クライアントの中に大きな楔(くさび)を打つ、という感じでしょうか。

クライアント内部で出てくる質問・疑問は一旦その人を通ることになることが多いので、こちらもサポートは楽になります。

そういう、クライアント内の楔になる人材を、必ずしもこちらが選べるわけではないので、なかなか難しい部分もあるのですが、こういう人をクライアント内で作ることができれば、お互いにウィンウィンの関係が築けることが多いです。クライアント内の複数の人に広く浅くアプローチするよりも、結果的には効率が良いと思います。一旦実績が出始めれば、社内の横展開はそんなに難しくはありません。

タイトルとURLをコピーしました