天職という本を読みました。コメダ珈琲でモーニングを食べながら読みきれる程度の長さの本です。
そのなかで、お〜〜っと思ったところがいくつかありましたので紹介します。
1.チャンスは辺見マリのかたち
「次の飲み会に辺見マリの写真集かってきてよ」って言われたんですよ。
下っ端の作家だったとき、レコード会社のひと(岡本さん)から頼まれたんだそうです。でもまあいいだろうと思って買っていかなったと。そしたら番組ディレクターから裏ですごく怒られたと。
「お前、岡本さんが本当に辺見マリの写真集見たがってると思ってんのか」
「お前が持ってきたら、それをお前がみんなにプレゼンできるだろ。お前のことなんか誰も興味ないんだから、お前にそのチャンスをくれようとしているのに、なんでそれに気づかないんだよ」
チャンスのかたちはいろいろあるってことですね。でもなかなか気づけないものです。
2.深い川が流れている
品川庄司の品川さんが映画作って興行収入27億円上げた。そうすると、自分も映画やろうと思ったんだよって言った人がすごくたくさんいたと。
品川くんは僕に「『やる』と『やろうと思った』のあいだって、めちゃくちゃ深い川が流れてるんですよね。わかりますよね?」って言ったんですよ。
確かに映画って、資金集めとか色々障壁高そうですが、そんな話じゃなくても、口だけで実際やらないというひとが多いでしょう。やらない理由を作るのが上手になっていくんですね。
3.計画から外れることを恐れる
誘いに乗ってみると、就職試験なんか止めてこっちの世界にいこうってなるかもしれないじゃない。でもみんな、そのときの運の流れ、空気の流れよりも、先に決めたスケジュール通りに生きようとしちゃうんだよね。
現実には結果はひとつしかなくて、もう一方の選択をしてたらどうなってたかなというのは想像にしかならないですが、当初の計画通りいこうとしてしまう時って、他人の目を気にしている時なんですよね。これは結局、他人の目を気にしないで生きたほうが良い結果でるということだと思います。
結局のところ
これらって、セレンディピティの話なんだと思います。