頑張る対象、あるいはトレードオフの対象はきちんと評価すべきだなという点で、ふと思ったこと。
1)奨学金返還の負荷をどう考えるか
大学院生をしていたとき、日本育英会の奨学金を受けていました(卒業後返還しなければならないいやつです)。奨学金を受けるには、大学院入試成績でき3位までに入らないといけなかったので、院試まえはかなり勉強した覚えがあります。
で、大学院も2年目になると、就職活動するか、あるいは博士課程にいくか、みたいな選択肢が出てくるわけですが、情報通のなかには、こういう仕事をすれば奨学金を返還しなくていいらしい、みたいな情報を持ってくるようになります。確か、先生だか公務員だかそんなような仕事だっと記憶しています。それが正しい情報だったかどうかも知らないのですが、そのとき思ったのは、
奨学金を返す返さないだけで仕事選ぶのはどうなの?
ということでした。
2)自分の身体と皆勤賞
私の母親(既に故人)は、スーパーのパートをしていました。それはもう、真面目に仕事してましたね。ある時期、母親は体調が悪かったのですが、
もうちょっとで皆勤賞がとれるから
みたいな理由で仕事に行き続けたのでした。そのとき、私は小学生くらいでしたが、多分現在とは変わらない感覚で、
皆勤賞なんてそんなに価値あるの?
と思っていました。
3)退職金と自分の仕事人生
仕事にやりがいも希望もないが、あと数年で定年なので、どんなことがあっても会社にしがみつく、という価値観の人がいます。
新卒である会社に就職して、そのまま転職せず何十年も働いている人は、もう転職するというオプションは考えないのかもしれませんが、それってなんだか、
勿体無い人生だなあ
と思います。
小さくまとまるな
上記は、ふと思いついた事例で、それぞれ、奨学金を返さないで良い、皆勤賞、退職金、が
頑張る対象
なのですが、なんだかイマイチだと思いませんか?
そんなことで、もっと大切なものを犠牲にするのかよ、って感じです。ま、価値観は様々ですがね。
私は、トレードオフの対象はしっかり精査したいと思います。