こんな記事を読みました。
確かに、ライブ中は色んなことに注意を払っているので、ライブが終わると肉体的な部分だけではない疲れがあります。でも具体的にどんなことを考えているんだろう?ということを、思い出してみることにしました。
ステージ上で気にしていることはいっぱいある
思いつくまま挙げてみました。
- バンド全体のバランスは大丈夫か?
もし、アンプから出る音が大きすぎる場合、ミキサー卓のほうで調整しきれない場合もあります。一般的に、ミキサー卓はステージ上から見える位置にあるので、そっちを見ながら、何かこちらに指示しようとしていないかチェックします。
- 曲のテンポが早すぎたり遅すぎたりしていないか?
ライブではみんなアドレナリンが高ぶっていますから、いつもより曲のテンポが早くなりがちです。そうなりがちだと演奏者はみんな分かっているので、意識してテンポを遅めにして、それによって逆に遅すぎるというケースもあります。なるべくフラットな感覚で、適切なテンポとなるよう注意を払います。
- 自分の音が聞こえているか?
ステージ上で、自分の音が聞こえないというケースは割とあります。そんなときは、ミキサー卓のほうにジェスチャーなどで伝える場合もあります。
- 他の楽器の音が聞こえているか?
自分の音は聞こえるけど、他の音(ベースとか)が聞こえないということもあります。個人的には、これはもう、諦めてライブをやってしまう場合が多いです。ドラムが聞こえないということはまずないので。
- 自分のコーラスの声が聞こえるか?
そんな歌うわけではないですが、ちょっとコーラスで声出すときでも、自分の声が聞こえないと音程の調整もできないので厳しいです。でもよくあるケースです。個人的には、リハーサルのとき一番気になるのがこれだったりします。
- チューニングは大丈夫か?
チューニングがおかしくて不協和音になっていないか気にします。ボーカルがMCしているときとか、曲の合間にはできるだけチューニングし直します。
- どんな客がきているのか?
これまで何度ライブをやってきただろう?回数を数えているわけではないが、100回くらいはやったかな。最初のころはちょっと緊張した覚えはあるが最近はあまりそんな感じはなく、ステージから客席を見渡す余裕はある。どんな客がどんな顔して見ているのか気になります。
- 時間は足りてるか?
もちろん、ライブは指定された時間枠があります。それに合わせて選曲するわけですが、予定していた通りにライブが進んでいるか?時間が間に合うかを気にしています。
ライブはトラブルだらけ
その他にも、ライブでは予測できないトラブルが多く発生します。たとえば、ステージの照明を真っ暗にされてしまってギターのポジションが見えなくなるとか、マイクに触れて感電するとか。。。ギターの弦が切れる可能性もありますが、それはまだ経験していません。普段チューニングを半音下げで使っているので、すぐに交換してもらえるギターがあるか確認しておくほうが良さそうですね。
こんな感じで、ライブ中は曲を演奏しながら脳みそフル回転でいろんな事を考えているわけです。
でも重要なのはライブそのものを楽しむということでしょうね。必ずしも、『うまく演奏できた』イコール『観客にとっていいライブだった』というわけではないので。