日本軍の小失敗の研究―現代に生かせる太平洋戦争の教訓 (光人社NF文庫) | |
三野 正洋 光人社 2005-07 |
ざっと読んだ。以下、自分用メモ。
チャーチル
我が方にとっての真の秘密兵器は、ヒトラーそのものである。
イギリス、ソ連という2つの大国を同時に相手にする2面作戦を立案、実行し、みずから国力を削減した。
同様に、日本の再考指導部こそ、中国にとって最高の秘密兵器だった。
photo credit: kevin dooley
日本
補給、輸送部隊を低くみた。
武器、弾薬の類は輸送したものの、食糧、衣類、薬品は現地調達とした。
加えて輸送手段まで部隊が独自で入手する必要があった。
戦争の勝利が、その規模が大きくなればなるほど、補給に依存するという事実を、日本陸軍は最初から忘れ去っていた。
戦闘機の機関銃・砲の口径と装備数の問題
陸海軍の20ミリ機関砲の砲弾は、同じ口径でありながら、規格が異なっているため共用不可能
日本陸軍の高級将校の頑迷さ、保守性、あらゆる面における先見性のなさ
photo credit: The U.S. Army
日清戦争
戦死 1130名、病死 11900名
戦傷 4530名、病人(重症) 67600名
アメリカ軍
人間の能力には限界があり、機器によってそれを補うべきである
との考え
精神主義と物理的合理性の対比