緊急事態宣言延長の会見をみながらふと浮かんだことを書きましょう。
見積もるチカラって結構重要だなと思います。
仕事なら、この仕事をどのくらいの期間でできるのか、とかですね。
昔、ある米国のソフトウェアベンダーの製品に関っていたことがありますが、顧客からの、
こういう機能を追加してほしい
という要求(割と難しめな要求)にたいして、非常に細かいスケジュール見積もりを出してきたことがあり、すごいなと驚いたことがあります。
その分野の経験値からくる自信、みたいなものを感じました。
まずは経験が重要でしょう。
でも、現実には、やったこともないことについて、見積もらないといけないこともあります。
これまでの経験や、あらゆる想像力をもって考えてみますが、やっぱり不透明な部分があり、そこでハマるととんでもなく時間を取られる可能性もあり、ワーストケースすらも想像できない。どこまでマージンを考えるか。。。結局、勇気をもってエイヤッ!で出すしかない場合も多いのです。いったん仮説を置くのです。
できれば、不透明な部分があることを先方(クライアント)と共有して、一旦目標を決めるものの、状況を見ながら相談できる余地を作っておくのがよいでしょう。
・この時期までにこうなっていなかったらスケジュールを仕切り直す、という定量的基準だけは明確にしておく
・その際は次の両方を提示してコミットする:1)こうすれば当初スケジュールにはミートする(機能を減らすとか)、2)いつまでなら出来るという改定スケジュール
こんなイメージです。
同じ会社の中の人だけでプロジェクトをやると、出来ない理由が優先されてしまうのですが、重要なのは、どうやったら出来るか?という方向への思考でしょう。
混沌とした状況でも、見積もりをスパッと出せる人はカッコいいと思います。それが結果的に間違っていたとしても。
ほとんどの人は、間違っていたときのことを想像して、スパッと出せないんです。
経験と勇気、そして仮説を置いてから動くという習慣があるかどうかにかかっていると思います。