知人に連絡したけど何日も何週間も返事がなくて、忘れたころに、
「ごめん連絡遅くて。最近忙しくて・・」
などという連絡をもらう、という経験は誰にでもあるでしょう。
私としては、例えば何週間も前に送ったメールなどに、返事するほうがむしろ凄い(そんなメール、新しく来たその他のメールに埋もれちゃって忘れるよね普通)と思ってしまいますが、その話は置いといて、そもそも、忙しいとはどういうことなのか考えてみました。
人間、忙しくてもトイレは行くし、食事はするし、睡眠もとります。
そういったことをやってる時間も無く忙しい、ということは、一時的にはあるかもしれませんが、せいぜい1日くらいのことで、たとえば丸3日トイレにも行けなかった、ってことはないでしょう。
生きるうえで必須のことは、忙しくても、まあ、やるのです。
何が違うのか?まず、トイレなどは考えなくてもできる。
あることでとても忙しいと、別のことをじっくり考える余裕がないということは充分理解できます。だから、正式な返事ができない、というのはあるでしょう。
でも、返事が遅いひとは、いつ頃返事します、という仮の連絡もないことが多いです。
それはなぜか?
今取り組んでいる忙しいタスクAから、メールにとりあえず返事するというタスクBに、頭と身体の動作を切り替えるのが大変で億劫になる。
ということなのではないかと思うのです。
これは、自分にも思い当たるところがあって、タスクを切り替えることさえ出来れば、新しいタスクにそれなりに対処するのですが、どうも切り替えるのに腰が重いのです。
それと、タスクを切り替えたとして、またもとに戻るとき、つまりタスクAからタスクBに行って、タスクAにまた戻るのって気持ち的にちょっとしんどいな、と無意識に思ってしまうのです。
要は、タスクに着手するまでが面倒くさいということなのです。
何が面倒なのか考えてみると、今やってるタスクAに関して、
・今現在の頭の状態(記憶や思考)
・今現在のワークスペースの状態(机の上の資料やPCのソフトの起動状態)
を瞬時に一時保存して、別のタスクに飛んで、また戻ってきたときに、一時保存したものを全部復元することが出来ないからです。
プログラミング的には、割り込みが入ったら、とりあえず今の状態をスタックに積んでおいて、別の処理が終わったらスタックから戻す、という感じですかね。
というわけで、フットワーク軽く、タスクの切り替えが上手くできるといいですよね、という話でした。
とりあえず出来ることはなんだろう。
1番忘れるのは、タスクを切り替えるまえの思考とその過程なので、頭の中の思考過程をできるかぎり見える化(文字化)しておくことかな。。。