(古村先生)地震研究
1707年 宝永自身
東海・東南海・南海の3連動
2,3日前の予知は東海自身のみ可能と考えられている。(震源が陸の下なので前兆がわかる。プレスリップを検出)
ただし、東日本大震災ではプレスリップでなかった。-> プレスリップ仮説への疑問
海底ケーブル地震計の情報を元に、どこにどれだけの津波がくるか高精度で予測できる。
(高橋先生)地球シミュレーション
地球シミュレーションのモデルのなかには不確定要素がある。
全地球のゆっくりした変化からローカルな影響に落としこむ → では、どう対処すればいいか →
予測サイエンスとエンジニアリングを結びつけた、最先端の解決法の必要性
ローカルのメッシュを5mくらいできれば、都市設計などに応用できる(熱の流れなど)。
マルチスケール + マルチフィジックス
(松岡先生)スパコン
京が1位
東工大のスパコンは5位。低消費電力では世界1。
ペタフロップス=1秒間に1000兆回の計算
スパコンは毎年 1.7 から1.8倍の性能向上
アメリカは、2018-2020 に Exa ( 1018) フロップスを目指す。CPUの性能限界。並列化しかない。数十億の並列性。
参考:2011 スマホ販売台数 4億台
それだけの数を並列化できるのか?かつ、今のスパコンと同じくらいの低消費電力でなければならない(20MW)
スパコンでも低消費電力は重要な要素
(ディスカッション)
80年代は原子力関連のシミュレーションが盛ん → 他の手法をやらなくなった(柔軟性なくなった)
メッシュのブレークスルー
10km -> 2,3km -> 100m
ただし、そのメッシュは、もっと広い世界、もっと小さい世界につながっていることを認識する必要がある。
モデル化の時点で、現実のものから何かを切り落としている。これを受け側にもなれてもらう必要がある。
複合的に物事を捉えるということ
他の分野に警告があったにもかかわらず、それを見ない専門家の問題。相手の領域にどう入り込むか。インタラクティブな研究が必要。
マルチフィジックス:分野横断的なコラボレーションの仕組みが重要