申請した助成金が2件とも落選
2016年2月中には、現在申請中のNPO法人の認可が下りる予定です。
そういったことも踏まえ、都道府県の助成金に2件応募していましたが、いずれも落選という結果となりました。
こんなに意義あることをやっているのに、なぜ理解してもらえないのだ!
などと憤慨したところで何の進展もありませんので、ここから何を学べるのかを考えてみたいと思います。
助成金の背景をきちんと理解すること、審査する側の視点で考えること
まず、その助成金がどういう経緯で出てきたものなのか、を充分に理解しておくことが必要だと思われます。良い事業ならどんな助成金でもゲットできるはず、というのは理想としてありますが、現実はそんなに甘くありません。その助成金が発案されたバックグラウンドをちゃんと理解すれば、それに沿った申請書の書き方というのもおのずと出来るようになると考えます。提示された方向性にうまく刺さるような書き方をする、したたかさが必要なのだと感じます。我々はまだ青臭さが抜けなかったのでしょう。
既存の他事業と比べてどういう差別化要因があるのか
これは、一般企業のレベル、あるいは個人のレベルでもいえることですが、自分たちがどういう点で他と違うのかを明確に提示すべきでしょう。でっち上げはよくありませんが、ちょっと歯の浮くような感じがするくらい、大げさに提示するくらいの良いと思います(外資企業のマーケティングみたいに)。典型的な日本人がやってしまう、控えめな表現だと、その程度だと見られるかもしれません。
その助成金がどれほど、どんなふうに社会に役立つのか
もともとその助成金ができた背景を踏まえて、助成金がその団体を介してどのような形で社会に還元されるのか、その助成金の存在価値が最大化されるような事業ストーリーを描く必要があります。NPO 運営側視点だと、単純に、人件費に回したいなあ、などと考えてしまいますが、そこはやはり美しいストーリーが必要なのでしょう。
場数を踏んでうまくなるのか?アドバイスをもらうのか?
申請したことのある助成金はまだ数件のレベルなので、単純に場数が足りないという側面もあるかと思います。そもそもお役所向けのペーパーワークというのは最も苦手な作業のひとつですしね。でもそういってもいられません。NPOが設立登記されたからといって、自動的にお金が入ってくるわけではありません(そう思っている人結構います)。
脱線しますが、採択される申請書の書き方、みたいなのは一種のスキル・ノウハウだと思いますので、そういうのをビジネスとしてコンサルをしてるひとがいたりするんでしょうかね?成果報酬的なかたちなら、お願いする団体もいるんじゃないですかね。