先日、NPO活動のひとつとして、シニア向けに Zoom 講習をやってきました。
シニア世代ならではの問題点もある
参加者は12名ほどでした。当方の勝手な想像として、参加のかたは皆スマホだと思っていたのですが、半分ほどはラップトップ持参でした。
・スマホは苦手でも、パソコンを使っているシニアは思った以上にいる
ということかもしれませんね。
Zoom を使うにあたり、シニア世代がつまずく点としては、2点挙げられます:
1,新アプリをインストールすることに慣れていない
インストールにあたり、Apple ID(アップルの場合)/ Gmail(アンドロイドの場合)とパスワードが登録されている前提があることは、知られていないことが多く、登録しているがその情報が手元にない、という方が非常に多いです。
ラップトップの場合は、ブラウザで Zoom を使うことは可能ですが、スマホだとアプリインストールが出来るかどうか重要な要素になります。
この点を、講習実施前に徹底しておくべきかもしれません。
ID/パスワードがスマホに登録されていればよいですが。。
2.メールの送受信に慣れていない
Zoom 会議を開催する場合、主催者から参加車にたいして開催通知を出して、参加に必要な情報を通知することになります。今回のセミナーでは、参加同士も初めてで、横のつながり(たとえばライングループとか)もないということだったので、私の gmail アドレスに各自から仮メールを送ってもらい、それに返信するかたちで開催通知を出しました。
しかしながら、メール返信が届かないという声が多数あり、よくよく確認してみると、メール送受信作業をマニュアルでやるという点には気づかれていないようでした。メーラーでは通常、設定した時間ごと(たとえば1時間ごと)にメールサーバーにアクセスにいく、といった設定になっているので、自動設定にまかせているとしばらくメールは来ない場合もありますね。
その他にも、細かくは色々ありましたが、全員が Zoom 会議に参加することができました。
セミナーは2時間で、Zoom 会議がテーマだと時間が長すぎるかと思っていたのですが、色んな対応をしていると、むしろ時間が足りないくらいでした。
Zoom はシニア世代にも
今回の教訓としては下記の点があります:
- 参加者との連絡(zoom開催通知)手段は事前にチェックしておく
- シニアでも Win/Mac ラップトップ(アプリ/ブラウザ)利用もあるのでそのつもりで
- スマホアプリ入れるために必要な登録情報は持参してきてもらう
ウェブ会議の定番となってきた Zoom ですが、ビジネス現役世代にとどまらず、たとえば趣味のサークルなどでシニア世代でも需要は増えてきているようです。
それに伴い、ただ単にスマホが使えるように、といった漠然とした目的ではなく、スマホで Zoom 会議が主催できるようにスキルを習得したい、といった明確な要望が今後も増えてくるものとみています。
好奇心に溢れたそういう意欲は大歓迎です。