バンドをやっていて、感じることです。おそらくバンドじゃなくても、どんな楽器でも当てはまると思います。
過去のライブ映像や音声を聴いて、1番気になるのが、テンポの不安定さです。
ライブだけ観ている人には分からないかもしれませんが、本来、こういうテンポでやるつもりないんです、って曲が結構あります。そしてそれらは大抵、
テンポが早いほうに行き過ぎてる
というものです。
なぜか?
ライブはいつもと違って、アドレナリン過多で興奮状態にありますから、自分では正常と思っていても、テンポが早くなっている、ということがあるんでしょうね。
ライブなんて何十年も、何百回もやっていて、分かっているのにこうなんですね。
重要なのは、興奮のなかでも、
客観的に自分たちの振る舞いを観察する
ということでしょう。頭のなかでは淡々とメトロノームがカチカチ動いている感じですかね。最近は少しはできるようになって、ライブ中でも、あ、コレ早すぎるな、とわかるのですが、周りのメンバーも巻き込んでうまくテンポを落とすことが出来ませんでした。まだまだです。
極端にいうと、コードひとつで突っ切っても、全員がリズム感良いと、カッコいいんです。曲を知らなくても、複雑なことをしなくても、カッコいいと思えるものなのです。そう思ってもらえる演奏をしたいです。
これからの練習でどれだけ改善していけるのか分かりません。
そもそも、そういうの先天的な才能・能力なのかもしれませんし。
でもまあ、自分たちのライブでの振る舞いをもう少し客観的にみられるようになりたいと思っています。