この本を読みました。思い当たるようなケースもありましたね。
特に気になったのは、サイコパスに関するものです。以下抜粋です。
アメリカのサイコパスは男性0.75%、女性0.25%、サイコパス傾向を示す者は、1.23から3.46%と推定されている。そのうち、罪を犯して刑務所に収容されているのはごく一部に過ぎない。つまり、ほとんどのサイコパスは犯罪者ではないのだ。
50人から100人の職場には1人か2人、こうしたサイコパス的特徴を備えた人物が存在しているということになるのだ。
その「サイコパス思考」や独特の行動様式のために、ある部分では社会のために大きく貢献しており、またある部分では周囲の人たちに大きな被害を与えている可能性が高い。
幸い、私がこれまで出会った人の中で、ああ、あれはサイコパスだったな、と考えられるのはひとりくらいです。これは、私が気づいていなかったか、もしくは、とても運が良かったということでしょう。
仕事上の人間関係でギクシャクする理由の多くは、このサイコパス的な人が介在するんではないかな、と推測します。上司がサイコパスだったら、かなり辛いでしょう。一般に、サイコパスの人は、仕事ができるとされている人が多いから、なおさらです。
ちなみに、サイコパスとは、反社会的人格を指すようですが、上記のように、必ずしも犯罪を犯すわけではなく、ほとんどが社会の中で普通に生活しているというところが悩ましいところです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/精神病質
こういう人から自分を守る、自分の心を守るには、
相手を避けること、いかなる種類の連絡も断つこと
になります。日本社会は、とにかく頑張る・耐えるということを評価しがちですが、頑張る方向性はきちんと見据える必要があります。簡単にいえば、
サイコパスと真っ向からやりあうだけ無駄
ということですね。話をして、理論的に納得してもらうなんて無理なんですからね。
これはダメだわ、と思ったらさっさと退散(つまり仕事なら退職)して、すぐに忘れる、というのがベスト。
世間体とか全く気にする必要なしです。素早くリセットして出直す勇気が大事です。