以前、経営悪化で迷走している小僧寿司に関するニュースをみた記憶があります。たとえばこういうニュースですね。経営方針を公募するなんて、経営陣はどんな神経してるんだと思ったもので、記憶に残っているのです。
で、このたび、その小僧寿司がやっているラーメン屋さんを見つけましたので行ってみました。
店頭にあるメニュー看板はこんな感じ。いろいろトッピングがのると高いですね。ここはスタンダードなラーメンでいきます。その店は、前もラーメン屋でした。その店が閉店して、居抜きでこの店を始めたようです。そういうケースはよくありますし、出店費用削減のためにはアリでしょう。
ちなみに、スープはとんこつ、味噌、塩が選べるようで、味噌だとちょっと高くなるようです。とんこつでオーダーしました。
肝心のラーメンの写真を撮り忘れたのですが、まあ、博多のとんこつラーメンっぽいビジュアルでした。食べてみた感想は、まあ最後まで食べられないということはないですが、かなりオイリーだということ以外ほとんど印象に残りませんでした。もちろん好みは人それぞれだとご了承いただきたいですが、2回目はないかなと思いました。
一番気になったのは、寸胴鍋からおたまでスープをすくって、家庭用の雪平鍋に移して、それをコンロで温めなおす、という作業をするのです。もちろん麺は別に茹でられますが、なんだかおうちでラーメンつくってもらっているみたい。お店でぐつぐつ煮てるスープを豪快に注ぐ、というのがないのです。明らかにスープはここで作っていないですね。あと、同行者が言っていたのは、小僧寿司との関連が全く感じられないということ。感じられないほうが良いのかもしれないですが。
こうすればいいのでは?
スープの種類を絞る
とんこつ、塩、味噌がありますが、どれかに絞ったほうが良いんではないですかね?オペレーションも早くなりますし。
スープはお店で仕上げてほしい
味を統一する、効率化する、という目的でどこかでまとめて作っていると思われますが、ラーメン屋さんの店舗で食べるということは、おうちではできない雰囲気を楽しむという部分もあります。
いっそ、寿司でも出せばいい
くる客は小僧寿司との関係は大体分かっていると思われます。そのうえで、どんなラーメンをだすのか試しに食べに来ているのです。思ったよりいいなと思えばまたくるし、そうでもなければ2回目はない。もっとがっつり特徴だしていいじゃないですかね。濃いめのラーメンをだして、サブメニューでお寿司をだすとか。和歌山ラーメンでもお寿司ありますよね。寿司とのセットで通常のラーメンくらいの値段なら面白いと思いますがね。
経営が迷走してる、というバイアスがかかった状態でお店にいってしまったので、どうしてもマイナス評価になりがちですが、やりようはまだあるような気がしています。
このままだと早晩撤退となるでしょう。