病院にいくと、保険証の提示を求められます。最初に病院にかかるときは、まあ当然として、保険証を提示します。
診療が新しい月に跨ったとき、月初に保険証を改めて提出して、確認してもらうことが求められます。あの作業、もっと効率化できないですかね?
小さい病院、たとえば個人の歯科医院とかなら、別に今のままでもいいんです。診察券と一緒に保険証出すだけなんで。問題は、多数の患者が長期に渡って診療をうける大病院の場合です。
時々、築地の国立がんセンター中央病院に行っていますが、あそこには1Fロビー中央に、保険証確認コーナーがあって、いついってもかなりの行列になっているんです。保険証を確認してもらうために並ぶのです。
がん患者にたいし、行列に並ばせるんですよ。一口にがん患者といってもいろんな状況のひとがいますが、中には、放射線治療のために通院していて、副作用で息も絶え絶えになりつつ通っている人もいるのです。そういう人を行列に並ばせるんです。
患者ファーストではないですね。
各患者の保険証の情報はすでに病院側が持っているはずなので、その情報をベースに、新しい月でも有効なのかどうか確認する手段はないのですか?
患者さんのなかで、保険証の内容に変更のあるひとはごく一部で、多分10人にひとりいるかいないか、という程度ではないかと思います。そういう人に対しては窓口対応として、変更のない人はいちいち並ばなくて良い仕組みを作れないでしょうか?保険証確認に対応する窓口の人員もムダです。
これだけ情報通信が普及した時代に、まだまだアナログな領域が存在します。保険証なんてただのプラスチックカードですからね。もうちょっと何とかならないですか。
現状維持するほうが儲かる人たち、効率化したくない人たちがたくさんいるのでしょうね。