こちらの記事を読んでいたところ、中国の FPGA ベンダーについて言及されていました。
FPGAs: Made in China
It all started with a post from one of my LinkedIn connections, Tim Davis: “It seems like the golden age of the pure FPG...
FPGAなんて既存の米国系の数社ですべてだと思っていたので、中国にもベンダーがあったことは驚きでした。
記事で紹介されているのは下記の5社です:
- AGM Microelectronics
- Gowin Semiconductor
- Shanghai Anlogic Information Technology
- Shenzhen Pango Microsystems
- Xi’an Intelligent Silicon Tech
最近の(米国系)FPGAは、高位設計まで含めるとツールも複雑になっているし、新規開発のロジック設計ではとても埋まりきらないくらい規模も大きくなっています。要求仕様が複雑になっていることもあって、使える IP をいかに活用できるか、みたいな話になってますね。
私は、上記の記事でいう「Pure」な FPGA のほうに馴染みがあるので、大規模・複雑化について行けてない感があります(まあ必要ならもちろんやりますけどね)。中国FPGAベンダーのような Pure 寄りのほうがなんとなく使いやすそうという印象を持ってしまいます。
これら中国の FPGAベンダーは、いまのところ中国国内をターゲットにしているようですが、将来、中国以外の国への進出もあるのでしょうか?
すごく政治的なパワーバランスも出てきそうな話ですが、進出先として日本が挙がるのかどうか?気になるところです。
比較的レガシーなFPGAの需要って、日本にも結構あるような気がしますが、中国の需要の比ではないかもしれませんしね。日本がスキップされるようなら、日本のテクノロジー分野の設計案件はその程度だ、ということでしょうか。
ところで PRC って何だろう?と思ったのですが、文脈からすると、
People’s Republic of China
ということで中国のことですね。勉強になります。