エンジニアは、日本ではまだまだ「ワリに合わない職種」だと思っています。
こちらのまとめを見ていました。
技術立国という言葉は過去のものになりつつあるのかな。話半分でみても、日本の技術力がやばくなってきているのではないか、という危惧を持ちました。
自分たちはまだ技術的に先端行ってると思っているうちに、いつの間にか完全に抜かされてるという状況になってるのでしょう。
理由を考えてみました。
1)中途半端に技術が浸透してしまったから、ドラスティックな技術導入ができなくなった
有線電話が普及してないアフリカで携帯電話がどんどん普及して行った、みたいなドラスティックなのは日本ではなさそうな気はします。
2)高齢化で、新規テクノロジーの導入がそもそも歓迎されなくなった
たとえば高齢化などは中国も同じなわけですし、本来、高齢化による弊害をカバーするための技術であるべきなので、実際のところはどううなのでしょうね。
あと、私が一番の原因だと考えているのが、
3)エンジニアの扱いが低く、かつ、組織の上層部が新しいこと・ものが理解できず新しいものにチャレンジしようとしない
ということです。
技術的に良い要素がたくさんあるのに、よいビジネスにできない。現場は超優秀だけど、経営は下手、というのは日本企業にたいしてよく言われることです。たぶんまだまだこの状況は続いています。
私に身近なところでの、経営判断としてイマイチだなあと思うのは下記の2点です。
a) 未だに通勤が当たり前だと思っていること
b) コンピュータにできることは目一杯利用して、人間はもっとクリエイティブなことをやろう、という判断ができないこと。人件費とソフトウェア費用とのトレードオフを考えることができないこと。
少しずつ変わってきてはいると思いますが、まだまだ、「昭和の感覚」の会社が多いですね。
日本人のエンジニアは、すごく細かいところは気がつくし、粘り強くて優秀なひとが多いです。きちんと金銭的にも報われて、チャレンジングな環境があれば、すごいアウトプットが出てくると思います。
私はそういう人をバックアップしたいですし、そういうアグレッシブなプロジェクトに絡みたいです。
日本人エンジニアはおとなしい人が多いのでしょうか。この時代においても、最初に入った1社に留まろうとする人がまだ多いです。それ自体が悪いわけではないですが、もっと、技術者の反乱とまではいかなくても、戦略的に、いろんなアクションを起こしてほしいです。