世の中には二種類のひとがいる。図書館を利用するひとと、利用しないひとである。
photo credit: See-ming Lee 李思明 SML
自分が利用し始めたのはここ2,3年なので、ベテランの図書館利用者からみればまだペーペーである。感想としては、なぜもっと早く使い始めなかったんだろう、ということだ。
我々が払う住民税などは、決して安いとは感じない。なぜなら、自分にどのように還元されているかはっきりしないからだ。その点、図書館を積極的に利用することは、多少なりとも税金が還元されているような気になる(もちろん、元がとれたというレベルまではいかないが)。
最近は、どの自治体も図書館のホームページを持っており、利用者としての登録をしておけば、蔵書の検索や予約、貸し出し状況なのがネット上で観られるようになっている。
貸し出し最大数は自治体によって異なるが(たとえば川崎市は10冊、横浜市は6冊)、実用上はそれほど問題にならないだろう。
また、図書館利用を想定したツールなども登場している。たとえば、Libron はアマゾンのサイトで検索した本が、自分が指定した図書館で借りられるかどうか自動的に調べてくれる。これはとても便利だ。他にも、カーリルというサービスもある。買うかどうかは迷うけど、読んでみたい、という本は、実は結構あるはずだ。本当に手元においておきたい本は、図書館で借りたあと買うこともあるだろう。
というわけで、私は、日課というほどではないが、かなりの頻度で図書館に足を運んでおり、月に15冊くらいは借りている。もちろん、「ハズレ」の本もなかにはあるのだが、それはもう、最後まで読まずに返せばいいだけのこと。
こういう公共のサービスは、何かきっかけがないとなかなか足を運びにくいもの。これがきっかけで図書館にいくひとが増えればいいな。身分証明できるものがあればすぐ利用者カード作れると思う。
以上は、市の図書館などを対象にした話。
六本木、アカデミーヒルズのような、ちょっとハイソな有料会員サービスが使えるひとは、それはそれで結構だと思う。私も、半年くらいアカデミーヒルズ会員だったけどやめちゃった。施設・サービスは良いんだけど、そこまで通う往復の時間と交通費が勿体ないというアホな理由でした。