前回の来日は5年前の3.11震災の翌日だったこともあり中止でした。今回改めて、両国国技館での2日間ライブ、その初日に行ってまいりました。
両国国技館のまわりは、黒いTシャツを来た人たち(日本人、外国人問わず)がたくさんいます。全体に年齢層高いです(笑)
こんなのぼりがたっており、大相撲の開催期間中みたいです。
座席は正面2階席、ステージ全体が見渡せて音響もいい感じでした。
この日はオープニングアクトとして、THE RAVEN AGE というグループが演奏していました。18:00すぎに我々が会場入りしたときには既に佳境に入っていた感じでした。知らないグループでしたがなかなか良かったですよ。あとで Youtube で見てみようと思います。
さて、アイアン・メイデンの登場が 19:00 すぎ。アルバムの1曲めからです。
ステージセットは、なんとかいうか、ディズニーシーのアトラクションみたい。
メンバーそれぞれにピンスポットがあって、贅沢な照明です。
音響的にやや不満だったのは、ベースの音が聞こえづらかったこと。ベースの音はあまり場所によらず聞こえるものだと思うので、全体のバランスの中では小さめだったような。。
ちなみに、最近のミキサー卓はステージ向かって正面に設置するわけではないのですね。今回はステージ横にありました。客席の確保という意味でもこのほうがよいのでしょうが、ステージ正面から聴いた音響とかは別途モニターしてるのでしょうか。。
Trooperなど、昔の曲のところでは特に盛り上がりますね。このバンドのように歴史が長いと、ライブでやってほしい曲がたくさんありますが、新しいアルバムからの曲も当然あるため、全部やってもらえるわけではないのが残念です。個人的には、
Trooper, Power Slave, Hallowed by the name , Iron Maiden あたりが、今回のライブでは特に良かったです。Trooper, Power Slave などは、昔バンドでやってたなあ、などと思い出しながら聴いてました。
当日のセットリストはこちらにありました。
Trooper のとき、ブルース・ディッキンソンは、イギリスを国旗をもって振り回すのですが、イントロが終わっていざ歌というときに、彼自身マイクを持っていないということが発覚!!!わざとじゃなく、本人も「あ、マイクがない」という感じに見えました。結局観客みんなが歌ってフォローしていました。
ライブならでは、時差ボケ後の初日ならではのハプニングでした。
歩きまわるエディや、バルーンエディなど、色々出てきました。楽しいエンターテイメントでもあります。
ギタリストとしては、ギターの音には特に気が行ってしまうわけですが、やはりエイドリアン・スミスの音は好きだなと思いました。まあ、極めてスタンダードな音なんですがちゃんと聞こえるということがまず大事です。ジャクソンのギターなのかな。
デイブの音は、レスポール(トレモロ付き!)のが良かったなと思いました。ヤニックは、まあ、あの人は、ギターもって踊る担当ですから。。。
メンバーの時差ボケの疲れからか?2回めのアンコールはなく2時間弱で終わりましたが、楽しめたライブでした。こうやって改めてライブみると、全然メタルのイメージにあるドロドロとした暗いものでは全くないのですよ。音も聴きやすいし。
75年結成ですからもう40年以上です。メンバーの変化はあるにはありますが、他のバンドと比較すれば極めて少ないです。すごいですね。
もういい歳なのに、ライブ2時間できることもすごいです。
誰のでもいいので、たまにはライブ行くことをオススメします。
日常のなかに、そういう「非日常」をたまに織り交ぜていくのが大事だと思います。