大人になると相手の気持ちを想像したうえで行動を決めるようになります。それはまさに、『相手の立場に立って考える』という、世の中で求められる行動様式なわけですが、それだとどうもブレークスルー(うまい表現がみつからないので曖昧な感じでカタカナにします)がないなと感じます。割とゴリ押し気味に聞いてみる、お願いしてみるって重要なのかなと思います。意外に、話が通ることもあるのです。
とても安くシャツが買えた
とりあえず聞いてみてよかった、と思うことは結構あるのですが、これはごく最近の経験です。ツタヤでDVDを借りたときにクーポンとして、某スーツ屋さんの 1000円割引クーポンがありました。あんまり興味なかったのですが、隣駅近くに店舗があることがわかり、何かのついでにとりあえず店にいってみたわけです。
そうすると、割と良さそうなシャツがしかも定価の半額で売ってる。でも価格タグには、他のクーポン類との併用はできません、みたいなのが小さく書いてある(文言は正確ではないがそんな感じの注釈)。
こうなると大人はこう考えるわけです。『あ、あのツタヤのクーポン使わせないつもりだな』。で、気が弱いひとはここでクーポン利用の話は消滅します。
ダメ元で聞いてみたらOKだった
ダメ元で聞いてみよう、と心がけていましたから、ここでもそれを発動しました。レジに持っていったときに、ツタヤのクーポンあるんですけど使えますか?と聞いたところ、あっさりOKでした。つまり、定価の半額の、かつ1000円引きでシャツが購入できました。
ダメでも何も損しない
私は基本的にそんなゴリ押しできるタイプではないので、かなり心がけていないとこの種の行動に移れません。でも、最近は、聞いてみれば割と通る話もあるのだなというのを感じています。ダメだと言われれば、あ、そうですか、で良いわけですからね。
大人の自分の頭のなかで勝手なストーリーを作ってしまって、勝手に損をしてるのかもしれません。あんまりガチのゴリ押しは良くないですから、ちょっと聞いてみる、ダメなら深追いしない、という程度がいいでしょう。
私は、とりあえず聞いてみる、ということに躊躇しそうだったら、バイキンマンの格好をしたもう一人の自分に、
(今のところ)ダメだと言われたのはお前の頭の中のストーリーだけだろ?
と言ってもらうようにしています。