公的なサービスは有効利用しつつ、自分のスキルも社会に有効に提供しよう
そんな風に思っています。
ところで、各種の市民活動にたいして市が提供する助成金というのががあります。もちろん、これを受け取るためにはいくつかのステップがあります。今回はその2ステップ目となるプレゼンテーションに参加しました。
書類選考のあとプレゼンテーション
まず、ステップ1として、申請する活動の内容や意義、収支計画などを所定の用紙に記入し、期限までに提出しておく必要があります。我々はたまたまウェブサイトでこの助成金のことを知り、期限ぎりぎりだったのですがなんとか書類を提出しました。活動は、プロフィールのところでも書いている、シニア向けのIT教育の件です。
幸い、書類の選考では落とされなかったようで、ステップ2のプレゼンテーションとなりました。
模造紙を使ってプレゼン
プレゼンは、いくつかのグループで日時が別れており、1グループ10組、ひと組5分のプレゼン時間で、5組ごとにまとめて発表し、その直後に5組あてに30分の質問時間が用意されているという形式でした。質問は、助成金の可否をきめる5名の委員によって行われます。5分のプレゼンはなかなかタイトだなと思いましたが、何より驚いたのが、プレゼンのマテリアルが模造紙1枚のみで、そのほかのプレゼン形式(たとえばパワーポイント+プロジェクター)が許されないという形式だったことです。
この規定について当初私は、時代遅れも甚だしいと感じ、知人にも事あるごとにぼやいていました。でも、ここでキレて、規定に噛み付いても仕方ないし、目的は首尾よく助成金を受給することなので、素直に規定に乗っかることにしました。とはいっても、実際のマテリアルはパワーポイントで作成し、A4で8枚のプレゼンをプリントアウトし、それらを単純に模造紙の上に貼り付ける、というかたちにしました。つまり、模造紙は単なる、「スライド一覧」状態になっているだけです。どうせ後ろのほうにいる人には模造紙の内容は見えないので、各スライドに書いた文章を読みながらプレゼンしました。
私はこのように、ちょっと皮肉も入ったかたちで模造紙を使いましたが、他のグループは非常に工夫された模造紙資料もあり、その力の入れように驚きました。
結果としては、パワーポイントでやるよりも模造紙でやるほうが、アナログなアプローチなだけに、個性は出やすいのかもしれません。とはいっても、模造紙だと結局後ろのほうにいる人は見えない・読めないので、私は、パワーポイント+プロジェクターで大写しにしてプレゼンするほうが良いと考えます。ちなみに助成金の合否はまだ出ていません。
知らない世界がそこにはある
様々な活動をしている市民団体があるというのは、普通に会社勤めで通勤して自宅に帰るというルーチンの生活では知り得ない世界でした。まだ多くの人が気づいていません。そもそも市民のなかで、図書館とか、市の公共施設を有効に利用している人の割合はすごく小さいのではないでしょうか。もったいないです。税金払っているんだし、私は今後も積極的に公共施設や公共サービスを利用していきたいと思いますし、一方で自分のスキルをうまく世の中に提供していきたいと思います。