読んでみてとても良かった本を紹介します。
「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」
Bitly
正直なところ、世の中には、
なんでこんな「不適格な」人が、こんな「重要な」ポジションにいるのだろう?
って思ったことないですか? 私はたくさんありました。
その答えが、この本に書いてある「錯覚資産」なのだと思いました。
実力を磨く、スキルを高める、ということはもちろん重要なのですが、
なんとか大学出身、とか、
どこそこに勤めていた、とか、
なんとかの賞を受賞した、とか、
そういう、第三者的、客観的な功績、みたいなので、「なんとなく大丈夫そう、すごそう」みたいな判断をしてしまいがちな感覚が多くの人にあるのは事実でしょう。しかも、そういう判断基準を使ってしまっていることに本人が気づいてないということが重要ですね。
理想はともかく、世の中そういうシステムなのだ、ということを踏まえて、それを逆手にとってうまくやるということも必要なことなのかなと思いました。
Bitly
余談ですが、いま、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の新会長を誰にするか、みたいなニュースをずっとやっていたんですが、
現役時代の活躍ぶりと、会長として求められる資質はまったく別物
という気がするのですが、選考委員会に選ばれる元オリンピック選手は、少なくともある程度活躍し認知度がある人、ということになっているようです。これも錯覚資産のひとつかな。