今回の新型コロナ問題、まだ真っ最中です。この事象を、何かを試されているのではないか?と考えるならば、
人類は全体として利他主義で行動できるのか
が試されているのだと思います。
っというようなことを、フランスの経済学者、ジャックアタリ氏が述べています。そういう番組をNHKでやっていたそうです(実際には観てない。。。。)。
その番組内容をまとめてくれたこんな記事がありました。大変助かります!!
自分は大丈夫でも、自分が媒介者となって、全く関係ない人が亡くなるという理不尽な事態が起こる可能性がある。こういう状況でもパチンコに行列する人たち、自分は感染してもいいんだよ、といったコメントされてました。ちょっとまだ想像力が足りなくて利他主義にはなれてない気がします。パチンコ店の売上には貢献してますかね。まあ、パチンコに並ぶ時点で、パチンコ店はなぜ営業するのか?全体として誰が儲かるのか?といった想像力に欠けているわけですが。。。
ところで、上記の記事にありましたが、スペイン風邪の流行の際は第2波以降の拡がりによってエライことになったらしいので、今回も、いったん収まったとしても油断せずに対処していく必要がありますね。
また、クーリエジャポン May 2020 号を読んでいたら、アメリカ・フィラデルフィアでの人災によるインフル拡大の経緯について書かれていました。検索してみたら、ウェブ上にもありました。これは読んでおくべきだと思います。
この件、簡単に書くとこういうことです:
・夏のあいだに小規模の流行がいくつか発生。この間のある時点でウィルスが変異し致死性が高くなる。
・第二波が秋に広まる
・賄賂まみれの腐敗した行政、楽観的な判断
・公衆衛生当局も警鐘をならすのをためらう
・一大事業でもある巨大パレードを中止できず、さらに感染拡大
腐敗と油断という有毒な混ぜ合わせによる大惨事、ということです。
過去の歴史から学び、教訓とし、生かしていくことは重要です。逆に、テレビのワイドショーとか、同じ人が同じことを言って煽るよりも、こういった過去の教訓を丁寧に拾い上げて広く紹介していったほうが、意義あると思いますけどねー。
ということで、これからは
この行動は利他主義に基づいたものなのか?
と自問自答するよう心がけましょう。