新型コロナを新しい時代のきっかけと考える

新型コロナの影響は、死亡者が多いということは知人や近親者にとってとても重大なことですが、社会全体としては経済的なインパクトは計り知れません。

台風などもそうですが、我々の想定外のカタチや規模で来られると、かなりの痛手をおってしまうという構図になりますが、そのときできるのは、そこから学び前向きに動いていくしかありません。ポジティブに考えるなら、

新しい価値観の時代に入った

と考えるべきでしょう。

例えばリモートワーク。個人的には15年以上前からそんなスタイルなので、なんで在宅で仕事するくらいでそんなに大騒ぎするの?と思ってしまうのですが、一方で、新型コロナのおかげでようやくそのスタイルが認められるようになってきて良かったとさえ思います。そのくらいの強制力ないと日本の昭和スタイルの会社は動きませんよ。

私のようなリモートワーク信仰者からみると、なんで毎日顔あわせる必要あるの?と思ってしまうわけですが、その一方で、そういうスタイルだからこそ顔を合わせたコミュニケーションの有用性も理解しているつもりです。だから、リモートワークの普及によって、

実際に会って話することの重要性

が見直されるのではないかとも思っています。それでも週1くらいで良いと思いますが。今までは、ダラダラと毎日顔を合わせていたけど、毎日会わない(会えない)ことによって、会ったときには最大限活用しようとし、活動が密なものになると思います。

問題は、リモートワークとそうでないケースのバランスです。

思うに、リモートワークが主になると辛い思いをしている人もいるはず。たとえば、PCやネット環境が苦手な人など。そういう人が上層部にいると、新型コロナの事態が一段落すると、

やっぱりみんなを通勤させてオフィスに集めよう

と言い始める可能性があります。つまり、

  • テクノロジーをうまく活用して、成果の最大化をめざそうとする人
  • 仕事している感を出すために既存の手法しか選択肢が見出せない人

の2種類に大別されてしまうような気がします。
個人的には、コロナ以前の状態に戻るのが目的なのではなく、よりよい環境にしていったほうが良いと思います。非常時にはその人の価値観がはっきり出てくるものなので、まわりの人をしっかり観察しておくべきかもしれません。否定派は必ずいるので、うまくやっていく必要がありますね。

あと、ちょっと脱線しますが、仕事環境について思うことがあるのですが、

PCのパフォーマンスや、机と椅子のバランスなど全く考慮されていないオフィスが多い

ということです。椅子の背もたれが異常に柔らかいとか、PCがやたら遅いとかフリーズするとか画面が狭いとか、目線の高さと画面の高さが明らかにおかしい、などです。
私の経験的には、ほとんどのオフィスがこんな感じです。
これ、PCやモニター、オフィス家具の価格しか見てないんですよね。今どき、2万も出せばゲーミングチェアが買える時代ですし、ひとりひとりの仕事パフォーマンスの低下コストのほうがよっぽど高いです。

オフィスで仕事させるならそれなりの投資を、それがイヤなら Work from home で良いのではないかと思うので、今が良い機会です。

 

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